店内掲示としてのポスター

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パチンコ装飾の中で一番古くからあり、そして今も使われているものを考えるときに、まず頭に浮かんだのがポスターでした。
確かに店舗における装飾の定番といえば、三角フラッグ、のぼり、プレートなどがありますが、簡単にしかも、安価で、様々な形での情報発信できる点を考えるとポスターになるのかなと考えます。
一昔前、ポスターの内容といえば、特定の場所を示唆するものが多かったように感じます。「カウンターの場所」「トイレの場所」「出入り口の位置」「2階へ行くにはこちらから」などといった具合です。
今のように天井から吊り下げ式のサインパネルなどがあまりなかった時代、やはり店内のポスターはどこに何があるかをお客様へ伝えるツールとして最適だったのでしょう。

ポスターの変遷

業界の流れからポスターの内容、位置づけも変わってきました。
パチンコ店の販促物の1つにメーカーから機械導入時に送られてくるいわゆる機種のアピールポスターがあります。これを利用して店内に掲示するようになりました。このポスターのおかげで、「このポスターに描かれている機種を導入していますよ。」という、簡単な案内をすることができました。
また、約10年ほど前でしょうか?スロットは4号機全盛時代、パチンコは○物語が最も盛り上がった時代。射幸心を煽りまくった連日イベントしまくりの熱かった時代。おそらくこのイベントというものをパチンコ店が頻繁に行うようになってから、同じ内容でも近隣店舗と差別化のため、また同じ内容でもイベント名の変更等による同店舗内での一新のため、イベント独自のポスターをそれぞれの店舗が思い思いのデザインで製作していきました。この時期にオリジナルポスターの制作という概念が浸透したのだと考えます。
時代は変わり、業界も変わりました。、射幸心を煽ることの禁止からイベント開催自体が撤廃されました。これまで店内アピールの主力であったイベント告知ポスターがなくなったのです。
店内は静かになりました。入れるポスターのないフレームだけが残ってしまったのです。
ここで、みなさんが考えたのが、今までイベントなどのポスターで使用していたスペースの使い道です。
やはり掲示物のない店内は殺風景です。壁面にポスターパネルを取り付けていた店舗は何も入っていないことに幻滅します。
イベントはできない、射幸心をおることもできない、機種別のメーカーからのポスターを使っても、近隣店舗との差別化にはならない。
そこから生まれたのが現在でも主流になっている店内設備などお客様への案内用のポスターデザインです。
例えば、「店内ルール」(これは以前からありましたが、より多様化してきました。)、「LINE@について」、「スタッフのサービス」、「休みの案内、逆に休まない案内」など、挙げればキリがありません。
これもここ最近じゃないかと思うのが、店舗構成にバラエティー、低貸しなどが増えたことによる「コース内の機種案内」。
そして、最も多いと感じるのが「店舗コンセプト」のポスターです。これは企業理念であるとか、どうお客様へ接していきたいかなど、ホール運営会社の姿勢をアピールしたものです。
簡単な流れを上げてみましたが、ポスターだけでなく店舗装飾全体的に見ても同じ流れだと考えることができます。

ポスターパネルの用途

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長々と述べてきましたが、やっとここで今回のお題であるポスターパネルの登場です。
ポスターパネルとはポスターを掲示する際に必要なアイテムですが、床置きタイプ、壁掛けタイプ、サイズ別などいろいろなタイプがあります。
ポスターの掲示方法も幾つかあり、ポスターをそのまま貼り付けることもあれば、ポスターパネルに入れて掲示する場合、また湾曲した柱などに取り付ける際、板状のパネルでは無理、尚且つ、出力した紙のまま貼り付けるのも破れやすい時は、フィルム加工ポスターなどもあります。(いわゆるパウチしたもの)
昔よく言っていたのが、短期で使うポスターならそのまま貼り付けても問題ないでしょう。長く使うポスターはパネルに入れましょう、劣化や、破れを防止できるので。というのがお決まりでした。しかし、現在では見栄えの問題から必ずポスターパネルに入れることが多いのではないでしょうか?
これまではポスターの内容自体にオリジナリティーを持たせ、差別化の1つとして力を入れてきましたが、現在ではポスターパネル自体も多様化し、様々な種類が出てきました。

ポスターパネルの変遷

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ここからは、ポスターパネルの変遷について述べていこうと思います。
が、ポスターパネルの変遷に大きく影響した1つにサイネージの普及があることを先にお話したいと思います。
サイネージと聞いて、実際に現在使っているという店舗も多いと思います。
5,6年前でしょうか?某有名全国チェーンのホールが大々的に導入を始めました。最盛期ではカウンター、出入り口はもちろん、各コースの入口全てにまで配置し、1000台クラスの大型店舗ではいったい何台のサイネージを置いてるのだろうかと思うほどでした。
今ではその波も収まり、店舗内の主要な位置に数台置くということが主流になってきています。
パチンコ業界だけではなく、他業種でもよく見るようになりましたよね。
サイネージの利点とは、ポスターと比較するとまず通常の印刷物よりもきれいに映すことができる。静止画だけではなく、動画を流すこともできる。この2つに集約されるかもしれません。逆に床置きタイプの場合は場所をかなりとってしまうという不利な面もありました。ですから通路を大き取ってあるような店舗では有効でしたが、逆に昔ながらの造りの店舗では、なかなか置く場所に困ったのではないでしょうか。
サイネージの普及から、綺麗に見える、見た目のインパクト、視認性の高さなどが装飾物のポイントとなったと考えます。
サイネージの普及によるポスターパネルの進化もここにあります。
・より綺麗に見せる。
・より目立たせて視認性をあげる。(インパクト強化)
大きく挙げるとこの2つになります。

『より綺麗にみせる。』
ポスターパネルはあくまでポスターの入れ物です。ポスターを入れたからといって、その解像度を上げることは不可能です。では、どうやってこれまでと同じポスターを綺麗に見せるのか。それはパネル自体の高級感や、光の効果によってです。特にバックライトタイプのパネルはそうでないタイプのパネルと並べてみると、その綺麗さは一目瞭然です。

『より目立たせて視認性を上げる。(インパクト強化)』
これはポスターパネル自体に付随する効果によるものです。その代表的なものがLEDタイプでしょうか。
パネルの周囲にLEDを配置し、多種多様な色の効果、点滅などを演出するものです。LEDの点滅、明滅パターンは本当に多種多様で中には100種類以上のものまで存在します。このタイプが現在の主流になりつつあります。
他にはパネル自体がミラータイプのものです。これは直接的にはポスターに影響はありませんが、パネル周囲がミラータイプのため、店舗照明や目の前を移動する人影までもが鏡面反射し、それ自体が効果となりインパクトを与えます。

以上のようにポスターパネルはどんどん進化しています。
ポスターの入れ物からそこから何ができるのか、何を表現するのか。
ただ、基本的な部分であるポスターが主役であることに変わりはありません。パネルが派手なだけで、ポスターの内容が伝わらなければ本末転倒です。
店舗の造りや、お客様の動線、スペースを考慮して、最適なポスターパネルを選んでください。