パチンコがなくなる日を読んで。

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先日、業界に関する本を探しておりましたら、この「パチンコがなくなる日」を見つけました。
いくつか業界に関係する書物が並んでいたのですが、このタイトルに驚かされ、他の書物のタイトルが目に入ってこないほどの衝撃を受けました。
内容を確認するまでもなく購入してしまいました。

今回は本書の書評を簡単ですが紹介させていただければと思います。

本書の発行日は2016年の3月1日となっています。ですから今からおよそ1年半ほど前になります。
昨今の業界の規制などの頻発からしますと、少し前の話とも受け取れる内容が入っていますが、現在も継続している問題点、今後の展望など興味深い内容になっています。

著者はPOKKA吉田さん。氏はパチンコ業界誌、遊技機メーカー系シンクタンクを経て、2004年からフリーランスで活動を開始。パチンコ業界を客観的に見つめ、問題点を鋭く指摘する姿勢で支持を集めてきました。2016年2月には業界誌「シークエンス」の編集長に就任し、執筆活動も並行して続けておられます。

本書は以下の4つから構成されています。
1、メーカーの落日。
2、釘問題。
3、2015年 出玉規制。
4、今後の展望。

まず最初のメーカーの落日について。
ここは相次いだ老舗メーカーの倒産を扱っています。
まさか倒産するとは思っていなかったメーカーでさえ現実に倒産という憂き目にあっている。それだけ業界の縮小が広がり、波紋が多岐に渡って及んでいるという内容です。

次に釘問題。本書では一番多くのページが割いてあります。私見を述べるなら、なぜ今になってこの問題が大きく取りざたされてしまうのか。
確かに風営法では釘の調整そのものが禁止されています。が、実際にはこの釘調整あってのパチンコだと思っています。打ち手からすれば、この微妙な釘調整を見て、遊技台を決めたりするわけですから。
警察にしても、今まで暗黙の了解だったこの件を、敢えて声を大にして発表するのか。
憶測で様々な理由が挙げられています。カジノ法案に関する問題。東京オリンピック。今後パチンコ業界をどうしていきたいのか。はっきりしない部分が多すぎるのも問題です。

2015年の出玉規制。出玉に関する規制というものは何年も前から言われ続けている問題です。今現在も機種の規制等に関係している問題で、現在進行形の問題です。
常に規制の連続で、かつては現金連チャン機からパチスロ4号機時代、そして現在のパチンコ、パチスロ規制。その度合いはどんどんひどくなって行っているのが感想です。

最後に今後の業界展望。
著者はその展望というか業界が今後残っていく方法というものをいくつか示しています。
・遊技釘が問題なら、真鍮性からプラスチックに変えればいい。(釘調整そのものができなくなる。)
・遊技釘自体をなくした新しいパチンコの創造。(もはやパチンコと呼べなくなる?)
・無店舗型のパチンコ。要するにWEB。著者はこれが一番ありうると。結果に応じてアイテムなどを貰う。それを第三社業者が買い取る。

そんなことになるのかな?と、思ってしまう部分はありますが、もしかしたらそう遠くない未来の形なのかもしれませんね。